
「学術会議の会員任命拒否」に抗議するデモ、第3弾が行なわれた(12月6日、神戸市内)。〈こわすな憲法!いのちとくらし!市民デモHYOGO〉と〈憲法改悪ストップ!兵庫県共同センター〉が共催した。
森井俊行・神戸大名誉教授、内田樹・神戸女学院大名誉教授らが発言した。森井さんは「メモを用意しました。私自身が書いたもの、官僚のメモではありません」と皮肉を込め、「菅総理は、学問の自由を公然と奪う行為をおこなった。まったく整合性のない言い訳をしている。憲法23条『学問の自由』は、きわめて明確。日本が起こした侵略戦争に学問、芸術・文化、すべてが協力させらた。その痛苦な反省から、学問の自由を謳っている。二度と戦争に協力しない。学問、文化はすべての人々のためにある」と話した。
内田さんは、「集まっているみなさんの平均年齢が高い。若い人たちが今回の問題を含め、菅政権の行為に疑問を持たないのが問題だ。私たちの責任でもある」(左に要旨)と訴えた。集会では「6名の任命拒否をただちに撤回し、法に基づき任命を行なうこと」との決議を採択、菅首相あてに送付し、11日までに文書での回答を求めた。集会後、横断幕や「6名の任命を!」「権力の乱用やめよ!」などプラカード・デモでアピール。日曜の昼間、200人が三宮センター街から元町駅まで行進した。