「老朽原発動かすな!」「リレーデモでつなごう!」。関電本店から美浜町の原子力事業本部までのリレーデモ最終日、12月9日、午後1時にJR美浜駅前に集合し、美浜町内をデモした。美浜町役場前では、アピール行動と美浜町長、議会への申入れを行なった。その後、再び美浜町内からJR美浜駅前まで行進、関電原子力事業本部包囲、申入れ行動を行ない、1時から4時までの行動を終えた。
美浜町の行動には200人が参加、町役場前のアピール行動では美浜町議会議員、傍聴者、中島哲演さんらがあいさつした。
▽消費地住民も当事者
中島哲演さんは、フクシマ事故、大飯原発・大阪地裁判決にふれたあと、「福井には11機の原発があるが、福井の住民が必要なものではない。関西圏の住民が消費するものだ。関西圏の住民の問題として当事者意識をもってほしい。原発に反対する運動参加することも重要だが、関電が原子力発電を動かすたびに小口の消費者が離れていっている。原子力発電を使わない、原子力発電を推し進める関電の電気は使わないということも大切だ。いま、関電使用者数は7割に減っている、これももっと広げていこう」と訴えた。
▽関電本店へ1月第3波
美浜町議会は12月15日、件数多く出されていた「再稼働に反対」の請願について採択賛成議員の討論、木原荘林さんら傍聴者、議会前での行動により「再稼働同意決定に抗議が行なわれた。議会前は積雪、強風を中、早朝から6時間に及ぶ行動となった。「老朽原発動かすな」のたたかいは続く。危険な老朽原発、美浜3号機、高浜1、2号機の再稼働が進められようとすることに対し、1月24日に、三たび関電本店包囲行動が決まった。老朽原発再稼働阻止へともに行動を。(高崎)