コロナ禍で新基地建設工事が強行されている名護市辺野古の現地とオンラインで結んだ集会が、2月21日、大阪市内で開かれた(写真右)。主催はストップ!辺野古新基地建設!おおさかアクション。現地からの報告とパネルディスカッションの2部構成。
5年前から海上行動に参加している山崎タヲルさんがオンラインで現地の様子を報告した。現在、埋立て面積の4分の1が護岸で囲われており、その内部は生物が生存できない「死の海」になっているという。「沖縄戦の遺骨が眠る県南部から、埋め立て用の土砂を採取しようとしていることに県内の反応は」という会場からの質問に、山崎さんは「沖縄に来てまだ5年にしかならない自分には、軽々しくコメントすることはできない。それほど、沖縄の人たちにとって重い問題だということを理解して欲しい」と話した。
集会の最後に、辺野古工事の中止、日米共同使用の密約の開示、ジュゴン調査の実施、南部からの土砂採掘計画の撤回など5点の要請文を菅義偉首相に提出することを満場一致で確認した。