関西合同労働同組合・兵庫支部は2月15日、21春闘「要求書提出行動」を行ないました(写真右)。この日は、フクオカ分会、摂津清運分会と兵庫労働局の3カ所でした。神戸ヤマト、川崎コンテナやマリトラは別に準備します。

 フクオカは、夏に工場の気温が高温になり熱中症の労働者が出ました。ウオータークーラーの設置や大型換気扇の設置などを実現しましたが、分会長への一時金カットと不透明な査定(20項目にわたる主観的査定)や、強引な時短による労働強化の撤回を求めました。

▽就業規則に「反社」

 摂津では就業規則の改定案に、従業員採用に際し身元調査を行ない、排除規定に「反社会的勢力」として「社会運動等標榜暴力集団」「政治活動標榜暴力集団」など、どうにでも解釈できる規定を入れていることに対し、「憲法19条(思想信条の自由)や21条(集会結社の自由)を侵すものであり、全面撤回を求める」と申し入れました。

 兵庫労働局に対しては、「コロナ禍の緊急事態に当たり、雇用調整助成金が全く対応できていない。阪神大震災時のときのように雇用保険の休業適用を行うこと」や、労働者個人が申請できる休業支援金・給付金制度が今年に入っても予算の1割強しか執行されていないという状況に、「制度の拡大・延長と申請の要件緩和」を要求し、最低賃金の1500円へのアップを求めました。