労働者放り出されて個人事業世の中変えるプレカリアート コロナ禍は寄るな触るな物言うな人の性(さが)は寄り添いなれど 一首目、いまや「製造業の正社員」という労働者像はない。フリーランスも個人事業者も。企業が雇用責任をすりぬけるためにアウトソーシングしたことで放り出された労働者。「多様な働き方」の名の下に増えてきた、そういう労働者がコロナ禍の中で社会から放りだされている。そんな人々こそ社会と歴史をかえる主体だ。二首目、人間は寄り添い、支えあってこそ生きられる。それを奪うコロナ禍の政治と社会(ひら女)