3月7日、大阪市内で、一年ぶりに「さよなら原発・関西アクション」が開催され、コロナ禍にもめげず、たくさんの人が集まりました。今年は東日本大震災から10年目。それにふさわしい節目の集会となりました。
今回の講演は、福井地裁で大飯原発差し止めの判決を出した元裁判長の樋口英明さん。
樋口さんによれば、原発差し止めの判決理由は「危険だから止めた。きわめて危険だから止めた。とても分かりやすい理由」なんだそうです。
その結論にたどりついた経緯を資料を元に説明。原発は、一度事故が起これば、想像もつかない悲惨な事態になる。「3・11」を経験した私たちにには原発を止める責任がある、と強調しました。
各地の報告では、福島の現状や核燃料施設の危険性が話され、「います原発を止めなければ!」という思いでいっぱいに。原発のない社会を作ることが次の世代への私たちの責任であることを痛感しました。(江本のりこ)