2月25日、大阪カジノに反対する団体懇談会の呼びかけでヒューマンチェーンがおこなわれ、「広域行政一元化条例案反対、コロナ対策優先」などを訴え、約400人が参加してヒューマンチェーンは成功しました。この日は大阪市議会の開会日。また大阪府議会では吉村洋文知事が「一元化条例案」を提案しました。平日の昼とあって、どれほどの人が集まるのかと心配でしたが、杞憂に終わりました。

 仕事などで都合がつかずに参加できなかった人も多かっただろうと考えると、もっともっとたくさんの人が住民投票の結果を踏みにじり、大阪市を乗っ取ろうとする維新政治にたいして怒っていることでしょう。その怒りを松井市長は思い知るべきです。

 午前11時から市役所の四つ角でマイクアピールや「大阪『都構想』の焼き直し『広域一元化条例案』は廃案!」などシュプレヒコールが一時間近くおこなわれ、正午からヒューマンチェーンに取り組みました。12時過ぎに市役所包囲が完成しました。コロナ禍とあって直接手は繋がず、幟やバナーなどの端を持って間隔を空けて取り囲み、ウェーブも。その後、呼びかけ8団体による抗議集会が持たれました。

▽民主主義が危ない

 大阪カジノに反対する団体懇談会代表の桜田照雄阪南大教授は、「広域一元化条例第2条の基本理念には、ありもしない『二重行政を失くす』や法律に定めのない『副首都を目指す』の2つが書かれています。二重行政、副首都で大阪の成長を成し遂げるというのです。大阪の成長は経済成長だけではありません。まったく内容のない、どうにでも使えるような『目標』を並べ、自分たちの都合のよいように行政を動かすために、議会を黙らせる。これが維新政治です」と話しました。そして「私たちの先輩が長年にわたって勝ちとってきた戦後地方自治における民主主義を根底から覆されようとしています。それが広域一元化条例の最大の問題点です」と警鐘を鳴らしました。

 「あかん!カジノ女性アピール」の呼びかけ人の大垣さなゑさんは、「住民投票で否決した結果が守られない、守られないどころかまったく同じことを、今度は多数を制することができる議会の中に持ち込んでいる」と指摘。「住民投票の時と19年の市長選の差はおよそ10%。普段投票にいかない人が投票所に足を運んだ。この10%の人に訴え、味方につけて次の選挙で大阪市長の首を取ろう」と訴えました。

▽区民がないがしろに

 生野区の舎利寺連合振興町会、猪股会長は、生野区で進む小学校つぶし(東に7校、西に12校あるうちの西12校を廃校)に触れ、「区民をないがしろにする維新と公明党の政治に怒りをぶつけ、力ずくの政治ではなく市民と語りあう政治を作るために力を尽くす」とあいさつ。

 大阪市をよくする会の中山さんは、「維新が一元化条例の向こうに見ているのは万博とカジノ。その予算が膨大に膨れ上がって、破綻しています。事実を正確に市民に提供して、2年後の市長選では必ず勝ちましょう」と連帯をアピールしました。

 市議会では3月に提案される予定。維新の大阪市の自治破壊を許さないたたかいを強めましょう。(池内慶子)