
3月6日、「原発のない社会へ2021びわこ集会」が滋賀県大津市内で開かれ、500人が参加した(写真右)。
集会では沖縄から「せやろがいおじさん」がトーク。菅政権をユーモアたっぷりに手厳しく批判。菅首相は、国民をごまかすために「きずな」という言葉をよく使う。でも、自助・共助・公助そして絆の本当の意味は、自民党と公明党は助けるけれど、そのことに「国民は気づくな」ということ。原発も、沖縄も、人種差別も、森発言も、「共通するのは人権問題だ」と。鋭いトークに会場は大いに湧いた。
連帯のあいさつは、参議院議員の嘉田由紀子さんと米原市長の平尾道雄さん。平尾市長は、「人類と核は相いれない。原発事故は人災。まちがった国のエネルギー政策を変えなければ」と訴えた。
井戸謙一弁護士は基調報告で、原発をめぐる攻防を説明。昨年12月の大阪地裁行政部が大飯3、4号機の設置変更許可を取り消した判決について、「エリート裁判官が原発の運転を許さない判決をした。司法の変化をうながすもの。今全国で30を超える裁判がたたかわれているが、今後のなりゆきをぜひ注目してほしい」と話した。
集会後、琵琶湖を囲む湖岸道路をデモ行進した。