
地球の温暖化は着実に進んでいます。辺野古の海を埋め立てることは、温暖化を促進することにもなるのであり、新基地建設を止めなければと、あらためて思います。
閑話休題。今年のお正月、あのNHKが歌舞伎「風の谷ナウシカ」を放映していました。「鬼滅の刃」の人気が「風の谷ナウシカ」を抜いたとの報道に、「ふかい」を感じておりましたから、「こいつは、いいや」。
ストーリーは、欲望で汚れ切った人間の世界をつぶし、新しい地球を作ろうと「腐海」が襲います。その汚れ切った世界でも一縷の可能性に賭け、「腐海」を押し戻し闘うのがナウシカ。現在の人間も、欲望のおもむくまま森を切り開いてはコロナを呼び込み、海を埋め立ては温暖化を招いています。
ナウシカに感情移入してしまいます。I amナウシカ。I amナウシカとコダマする声が聞えます。ナウシカのように「やさしい心を武器にして」闘うのです。沖縄にはこのような歌がありました。
(一)♪戦(いくさ)の嫌いな人が住み
戦争をやめたこの邦(くに)に
誰が決めたか基地がある
やさしい心を武器にして 平和な邦をつくろうよ 平和な邦をつくります 手をつなごう 世界をつなごう
人間の輪で 人の輪で
(三)小さな島から反戦を
大きな声で呼びかけりゃ 地球をつくるもとになる
やさしい心を武器に
共和の世紀迎えよう
共和の世紀迎えます
手をつなごう 世界をつなごう
人間の輪で 人の輪で
(「やさしい心を武器にして」ビセカツ作詞、普久原恒男作曲)
ずーっと前、嘉手納基地包囲の時、歌われました。
最後にナウシカの言葉。「どんなに苦しくとも…どんなに苦しくとも、生き抜くのですよ」。少し言葉を変えさせてもらい、「どんなに苦しくとも、苦しくとも闘い抜くのですよ」。(冨樫 守)