「大阪地裁は正当な判決を出せ!」「裁判所は組合弾圧に手を貸すな!」「裁判所は検察・警察の言いなりになるな!」。4月15日、大阪地裁を包囲する250人のサウンドデモのシュプレヒコールが響いた。

 サウンド器材からの大音響に合わせたコールに、まわりのビルからも大勢の人がのぞいている。デモに先立ち、中之島水上ステージで集会が行なわれた。武洋一・書記長が「これは関西で興った、大資本に対する産別闘争が東海・関東へと広がることを恐れた政権が起こした大弾圧だ。必ず粉砕する」と宣言した。その後、東海、京都・滋賀、兵庫から参加した支援団体が発言。各地の取り組みが報告された。

 実行委員会の代表は、「政府はコロナ禍に乗じて辺野古埋め立て、福島原発事故の汚染水放水などを進めている。大阪府の吉村知事は、汚染水を大阪湾に持ってこいと言っている。出来もしないことをアピールするだけ。政府も行政も裁判所もまともではなくっている。これらを正していくのは、これからが本番。絶対に勝つまでやりぬく」と発言して、集会をまとめた。

 発言の合間に、大阪地裁へのシュプレヒコールが何度もおこなわれた。

 裁判所による組合弾圧への加担を許してはならない。これ以上の弾圧を拡大させてはならない。すべての裁判で全員の無罪判決を勝ちとろう。(蒲牟田宏)