新型コロナの感染拡大が続くなか、多くのメーデーが中止や1名だけの代表参加、あるいはオンライン実施に変更されている。そのなかで、第92回中之島メーデーは「コロナ禍を口実にした不正義、不利益をゆるさない!」掲げて開催された。会場の中之島公園・剣先ひろば(大阪市北区)では十分な感染対策が取られ、300人が集まった。

 開会宣言で全日建連帯労組関西地区生コン支部の仲間は、「この情勢だからこそメーデーを開催した」「21春闘では賃下げ許さず、1万円の賃上げを実現した」と報告。その後、参加した労組から闘争と争議の報告や訴えが続いた。

 ステージに並んだ各組合の代表たち。偽装請負・解雇と闘うなかまユニオン東リ。大阪教育合同。郵政20条裁判に勝利しパワハラと闘う郵政ユニオン。不当労働行為・損賠攻撃と闘うケアワーカーズ山紀支部。サンケン日韓連帯闘争の訴え。「反社会的団体と関係したら懲戒解雇」規定導入と闘う関西合同労組。全港湾大阪からは3件の争議報告と勝利の決意表明。弾圧を打破り職場を取り戻し、無罪獲得の決意が示した関生支部。すべての報告が、コロナ禍で苦闘する現場と呼応したメーデーであることを実感させた。歌手の川口真由美さんは力強い歌で参加した労働者を鼓舞した。

 ステージでは、大阪労働者弁護団など友誼団体・政党などがあいさつ。参加者全員で「コロナ解雇許さない!」「スガ・吉村今すぐはヤメロ」のメッセージボードを掲げて気勢をあげた。まとめを全港湾大阪支部の仲間がおこなった。急な雷雨によって市内デモ行進は中止となった。

 今年の中ノ島メーデーは、「このまま闘うメーデーを風化させてはならない」という使命感に燃えて、実行委員会が半年にわたる準備のうえに実現した。コロナ禍での「運動モデル」を示したといえるだろう。また本集会開始前、関西「学生メーデー」が開かれ、「学生の声を力に!」「抑圧には叛乱を!」を掲げ、大学自治・貧困問題をアピールした。この日は京都メーデー、首相官邸前メーデー、日比谷メーデーが取り組まれた。