▽歌うとは修行だった…

 歌を歌う人たちは、本番では簡単に見せていますが、日々の努力があるということ、表現者はその本番に向けて努力していることを、多くの人に知っておいてほしいと最近思います。講演の準備をするように、歌を準備する。コードを探り、歌詞を見つめ、たくさんの作業をしています。歌は、立場を越えていける、歌は心に落ちる。

 きっと、辺野古でいえば、機動隊員たちにも歌によって、なにか伝わっているものがあるだろうと思います。辺野古ゲート前では、今日もたくさんの歌が歌われているだろうなぁ、と日々思っています。私の場合は見てきたことを語りながら、それを歌にする、自分の立ち位置を確認しながら言葉を選ぶ、来ているお客さんの雰囲気をみながら、引き出しから言葉を出してくる。

 こんなにも歌うことは修行だったか…と思う時がありますが(笑)、それだけに、歌の魅力にかられて止まりません。歌は本当に大切だった、沖縄に学ばせてもらいました。歌はつながれる力を持っている。

▽運動は生きているぞ

 最近、名古屋での辺野古新基地建設反対の街宣に行ったとき、アメリカ人の友人が「戦争のない世界に向かっていこう」「日本の反戦反核運動は、生きているぞー!これからも続けていこう」と言いました。このわかりやすい言葉は、毎週同じ場所に立ち、プラカードを掲げて訴えをする人々に大きなチカラを与え、多くの通行人に届いたのではないかと思います。

 街頭で歌うと、海外から仕事で日本に来ているとみられる若者たちが、ノリノリで踊ってくれることが多いです。今回も、とても歌が好き、踊りが好きという感じでノリノリになってきたので、私はすぐに『ウィ・シャル・オーバーカム(勝利を我等に)』を歌いました。歌で盛り上がる姿をみることは、とても嬉しいです。こうして歌や音楽が、街頭で力を発揮している場面は、何度も目撃しています。

▽私は、歌い続ける

 基地建設に揺れる沖縄から学ばせてもらった歌の大切さ…とても複雑な気持ちになりますが、その複雑さを深めるよりも何度も何度も街頭へいくことを選び、何とかして、道行く人に伝えたいと思っています。

 今後、集会はもっと音楽を中心に開催してほしいと思っています。若い世代に知らせていくための工夫を私自身もしていかねばなりません。日本こそ平和への道を先導すべきと、今日も強く思っていますが、新しく出会う人にあまり伝えられていません。

 日本こそが平和を先導する!これを分かりやすく伝えていくことで、沖縄の現状を広めやすい気がしています。子どもたちが辺野古の海を見たときの「埋め立ては止めてほしい!!」と言った、あの素直な目線を学びにして、おかしいことはおかしい!ダメなことはダメ!と言える素直さと、強さを鍛えていきたいと思います。

 歌と向き合い、学びを武器に、平和への道を手繰りよせていくことを行動していきます。どうぞ、またお会いしましょう。ありがとうございました。(おわり)