大手メデアでは毎日新聞しか報道しなかった。パワハラを認めない判決に弩。この長時間労働現実に運動の省。

 スーパー社員「過労自殺」労災認定 国の処分取り消し 松江地裁 5月31日

 島根県でスーパーを展開する「ウシオ」(出雲市)労働者、高木教生(のりお)さん(当時36歳)が自殺したのは過労などが原因だとして、両親が国に労災認定を求めた裁判で、松江地裁(三島恭子裁判長)は、労災と認め、遺族補償給付を不支給とした国の処分を取り消した。死亡直前の時間外労働は月120時間を超え、うつ病を発症と認定した。彼は酒のバイヤーをしていた09年9月18日、出雲市内の山中で自殺。死亡前6カ月の時間外労働がいずれも月110時間以上で、特に直前2カ月は月124〜138時間に「自殺は業務に起因する」と結論。しかし両親の訴えるパワハラ認められないとした。

(6月1日 狐火)

トヨタパワハラ自殺、和解金で済ますのか。豊田章男社長の謝罪賛美報道に弩!刑事罰だろうが。和解に終わらせた運動の省。

 17年にトヨタ自動車の男性労働者(28)が自殺したのは、上司のパワーハラスメントで適応障害を発症したのが原因。労災認定された問題で同社がパワハラと自殺の因果関係を認め、遺族側と和解し直接謝罪した。6月7日わかった。彼は「こんな説明ができないなら死んだ方がいい」などと日常的に罵倒され、「死んで楽になりたい」と同年10月に社員寮で自殺した。遺族は「トヨタが本当に変わったといえるのか今後も注視したいと思います」とコメント。

(6月8日 狐火)

※「弩」はバネ仕掛けの石弓。敵を打ち砕く武器。「省」は闘う側の反省。