無実の石川一雄さんが、被差別部落への見込み捜査により逮捕されてから58年。

 狭山再審を求める市民の会・こうべが、58年目の5月23日(日)再審を要求し座り込み行動でアピールする。広場にテントの屋外、多くの人に参加してほしい(パートタイムでも、ぜひ)。石川さんは不当な取調べにより「ウソの自白」を強要され、無期懲役囚として獄中に置かれた。「脅迫状」の文章力、石川さんが書いた「上申書」との筆跡の違い。被害者の万年筆と、不自然に鴨居に置かれ押収された万年筆のインクの違いなど、すべての「物証」は石川さんの無実を証明している。再審を要求し続けているにもかかわらず判決から47年間、一度の証拠調べも行なわれていない。

 石川さんは「真実は明らかになる。裁判(再審)を開いてもらいたい」と求めている。東京高裁に鑑定人尋問など証拠調べを強く要求する。狭山事件の再審を一刻も早く実現したい。(た)

 5月23日(日)10時〜16時 JR神戸駅北側広場(14時〜歌のライブも)