6月26日、京都市の円山野外音楽堂で、沖縄の反基地運動と連帯する集会が開かれ、260人が参加した。主催は京都沖縄連帯集会実行委員会。

▽多様な生物の宝庫

 集会では、沖縄から琉球大学教授の亀山統一さんが講演した。専門は森林保護学。東京出身の亀山さんは、大浦湾などのマングローブを研究するため、94年に琉球大学に。名護市・辺野古の米軍新基地建設計画が浮上したのは2年度の96年だった。

 沖縄は亜熱帯に位置しており、降雨量は年間2000ミリにおよぶ。数十万年前には大陸とつながっていたため、生物が独自の進化をとげた。それが、沖縄独特の生物多様性を生んだ。

 また数万年をかけて生成した珊瑚礁とマングローブに守られた生態系も特有のものだ。沖縄島の北半分は大陸から分離した陸地だが、南半分は珊瑚礁である。こうした環境の下で沖縄の人びとの生活が育まれてきた。

 「安全保障」とは人びとの生活と命を、気候変動や生態系の破壊から守ることである。それは生態系破壊の基地を建設することではないのだ。