ミャンマーのクーデターに抗議するセミナーが6月20日、神戸市内で開かれた30人が参加した。

 会場で上映された現地からの映像には、クーデターに抗議する市民や学生にたいするミャンマー軍のテロ、リンチが生々しく映し出された。。国軍兵士が、抗議デモで負傷した人を運ぶ救急車を止め、救急隊員を銃床でめった打ちにし、銃殺した人を引きずっている様子。兵士の暴行で負傷した子どもたちの姿など。

 ミャンマーは、7つの管区域、7つの州などで構成される。管区域と州は同等の地位を有し、人口の7割を占めるビルマ族が多く住む地域に管区域、少数民族が多く住む地域に州が設置されている。ミャンマーには130以上の民族があり、それぞれ固有の言語、文化を持つ。そのため、同じ国でも、外国に行ったような感覚になるという。

 セミナーでは、カレン族、カチン族、ビルマ族の出身者がそれぞれ民族間の軋轢などについて話をした。カチン族の女性は、2000年以降、ミャンマー軍が村にやってきて、土地や畑を奪って軍事施設をつくり、村民の牛や馬を盗んだ。そして村の女性たちに性的暴行を加え、殺害することもあったという。  

 ビルマ族の留学生は、市民的不服従運動(CDMに参加した理由を「国軍に投入される軍事費の異常な突出によるいびつな財政構造によって、医療を始めとして人びとが困窮しているためだ」と話した。またミャンマーの青年たちは「日本はあこがれの国。子どもの頃から行きたいと思っていた」「日本は物事を平和的に解決していると思う。だから国軍のテロを認めないでほしい」「現状では帰国できない。親兄弟や親族のことを思うと心配でならない。パスポートが更新されるのか心配だが、そこで怯えたら、何もできなくなる。いまはそのことは考えないようにしている」と口々に語った。(高崎)

(写真は6月13日神戸市内で開かれた抗議集会)