稼働中の美浜3号機は、6月21日に運転差し止め仮処分を申し立てられている。原告側は特重施設設置期限の10月25日までに決定を出すよう要望。裁判所は7月中に審尋を入れたいとしていたが、関電は答弁書が間に合わないと拒否。仮処分の争点は地震と避難計画の2点で、他の裁判でもすでに争われているので4カ月以上かかることは考えられない。8月2日の進行協議で、第1回審尋が10月4日、第2回が11月1日に決まった。「10月25日までの決定」は無理だったが、特重施設完成までに決定が出れば、美浜3号機は動かせない。

 特重施設の完成は関電発表では来年9月だが、早まる可能性もある。異議審が問題だが、なんとしても止めなければ原発の60年運転が当たり前になってしまう。美浜3号機はその先がけだ。今後の裁判の行方に注目してほしい。(池内慶子)