沖縄県高江の米軍ヘリパッド建設に全国6都道府県から機動隊約500人を動員(2016年)をして工事を強行したことにたいし、愛知県警機動隊を派遣したのは違法として提訴していた裁判で、10月7日、名古屋高裁は、機動隊派遣を違法とする判決を出した。
この裁判は愛知県住民211人は原告となり、大村秀章県知事を相手取り、派遣費用1億3000万円を当時の県警本部長に賠償請求するよう求めていた住民訴訟。一審の名古屋地裁は、20年3月、原告の訴えをことごとく退けて請求を棄却していた。高裁判決では、機動隊派遣は公安委員会が決定するところ、県警本部長が専決処分で派遣したのは違法と判断した。