
11月3日、「生かそう憲法 守ろう9条 11.3憲法集会in 京都」が円山野外音楽堂でおこなわれ、久しぶりに制限なしで晴天の下1300名が参加した。開会挨拶は憲法9条京都の会代表世話人の岡野八代さん、来賓挨拶は、社民党の中村在男さん、新社会党の小西晴也さん、日本共産党の穀田恵二さん、緑の党の大井哲郎さん、れいわの中達也さんからあり、メッセージは立憲民主党の泉健太さん、国民民主党の前原誠司さんからあった。講演はジャーナリストの伊藤千尋さんがおこなわれた。伊藤さんは、総選挙の結果に意気消沈していた参加者が一挙に元気になる話をされた。市民連合が主導した野党共闘が熱が入ったところは勝っている。東京や新潟や京都では勝っている。野党共闘の枠組みはできたが、できたばかりで熱が入らなかったとこ
ろはきびしかっただけで、野党共闘は始まったばかりでこれからの市民のがんばりで成果は出る。マスコミの予測が当たらなかったのは、接戦の選挙区が多かったからで、恐怖を感じた政府やマスコミが野党共闘が問題と騒いでいるだけである。政権が代わった2009年の投票率は69%で今回は56%、まだ動いてない、選挙だけでない、熱を動かす市民の闘いが問われている。立憲民主は前回1100万から1150万に増えている。自民党もほとんど変わってない。960万取った希望の票が4分の3維新に行き、4分の1れいわに行っただけである。維新はアメリカのトランプ現象であり、ずっと続くわけでない。イタリアには自立と連帯があり、これで市民によってムッソリーニを倒した。日本は敗戦でしか民主主義をつかんでない。ドイツでは1989年にベルリ
ンの壁を壊したが、これも1年前のライプチヒの5人の若者のデモから始まった。彼らのスローガンは、自分で考えよう!と、前に進もう!だった。政府批判は即逮捕なので、考えたスローガンだった。それが1ヶ月後に500人になり、1年後にはベルリンで50万人のデモになり、ベルリンの壁は崩壊した。政府も手を出せなかった。コスタリカで非武装平和の理想を実現している人や、ウルグアイの元ゲリラ戦士の副大統領は、諦めないことだと言っている。
始まったばかりの市民主導の野党共闘をこれからさらに押し進めよう、と言われた。穀田さんをはじめとする来賓の挨拶も、諦めるな!と同様のことを言われていて、参加者は気持ちを新たに闘いの決意を燃やした。集会後、四条河原町を通って市役所前まで、久しぶりのシュプレヒコールをあげる延々と続くデモをおこなった。