雲間から光の天使羽ばたいて

山茶花のさざめく笑い冬に入る

同時代生きた友の死胸突かれ

枯葉落ち無情の世を噛みしめる

デジタルについて行けずに古本屋

古傷は木枯らし吹いて呻き声

心折れ整形外科でリハビリを

マスク無しレジ袋無く引き返す

コロナ禍でズタズタの街変わり果て

自滅する地球の中は煮えたぎり