
アベノマスクは覚えていますよね。総額約476億円と言われた2億8700万枚。使用率わずかに3%超!(21年4月現在) しかも、未配布8200万枚の保管料が発生、8カ月の保管料が日本郵便に5・2億、佐川急便に0・8億円支払われた。今後も、月7千500万円の保管料が発生する見込み、と報じられている。
え—っ! それ何? 団扇がどうしたの?
私の住む兵庫県でも。退任ま近かだった井戸知事が、4月に発表したウチワ32万本配布(飲食店での会話ガード用?)の予算が700万円。小さく取り上げられただけでした。でも476億だから問題、700万円だとスルーは、違うと思った私は県庁に電話。たらい回しにされた末、コロナ対策課に繋がった。
既に発注しているはずなのに、発注単価も発注先も言えない! 知りたければ情報公開制度を利用するように、と! 怒った私は��私の税金一銭たりともうちわに使わせない�≠ニタンカ切って電話をきった。すぐにメールでも抗議。その後、配布前日になって井戸知事が中止を発表した。報道では「反対、抗議のメールや電話が180件��殺到�≠オた」と。
兵庫県民544万人。その内たった180人の抗議。それが、断念に追い込んだ。諦めずに「声をあげてよかった」と友人と喜び合いました。しかし、その後7月県知事選では、維新の知事を誕生させてしまった。
今回の総選挙も、ひどいものでした。その結果、自公、維新、国民が憲法改正に一気に突き進む動きが始まっている。憲法に何も問題がないとは私も思っていないけど、彼らが目指すのは自衛隊明記と緊急事態条項の新設。野党が態勢立て直しにもたもたしている間に、事態は進みそうです。
沖縄では、辺野古のある名護市を含む3区の現職、屋良朝博さんが …。前回に比べ、自公で4万4000票増やしている。8年前は4区全勝、4年前は3勝1敗、そして今回2勝2敗。沖縄の苦難が、数字にも表れている。
そして、その先…。
崖っぷちでも、180人の成果を忘れてはならないと思って自分を元気づけている。身近なことから声を上げるのを止めてはいけない。
あきらめず 井戸の団扇を 忘れない