年末の寒波のなか、ミャンマー市民支援集会が神戸で開かれた(12月26日、みなとのもり公園)。この日は東京、佐賀、神戸での全国統一行動だった。参加者60名ほど、40人余がミャンマーの若者たち、20人ほどが日本の支援者の人たち。参加者は黒い服に、胸に赤いバラを付けた。赤いバラは、ミャンマー国軍によって虐殺された人を偲ぶ。

 前日夕方のニュースで、ミャンマー国軍がカヤー州で少数民族の集落を襲い30人以上を殺して焼き、その大半は女性と子どもだったと地元メディアが報じた。NUG・国民統一政府は「クリスマスの虐殺」と非難した。国軍による空爆も繰り返し行なわれている。12月5日にも、ミャンマー最大都市ヤンゴンで国軍クーデターに抗議するデモ隊に、国軍の車両が後方から突っ込み5人が死亡、15人を上回る負傷者を出したと報道された。国軍によって、これまで1300人以上が虐殺されている。日本政府、企業に軍事政権支援を直ちにやめるよう声を上げたい。(高)