関西合同労働組合の春闘集会が1月23日、兵庫県尼崎市で開かれた。

 集会では5つの職場から発言があった。60歳定年時に受けた事実上の解雇攻撃をはね返した組合員は賃上げ交渉について報告した。長年の組合差別とたたかい、労働委員会で賃金差別是正を求めてきた。退職後、数年たって職場のなかに協力者が何人もいたことを知ったという。組合に対する「反社会的勢力規定」との攻防や生活保護費削減の問題なども報告された。

 韓国サンケン労組を支援する大阪市民の会の濱本満夫さんは、韓国サンケンの廃業・解雇攻撃との闘いを説明し、支援を訴えた。サンケン電気は韓国で女性労働者からの強搾取・強収奪によって肥え太ってきた企業だ。韓国サンケンはその子会社。労働組合(民主労総に加盟)をつぶすために工場を閉鎖し、労働者全員を解雇したのだ。

 ゲストの牧志徳さんは、三線の弾き語りを披露(写真)。年の初めに水の精霊に声をかけて水をいただく「わかみず」の慣わし。アリラン峠とは「落ち込んだとき、這い上がり乗り越える峠」というはなし。そして琉歌を唄った。共演した女性のボーカル「芭蕉布」は素晴らしかった。(辰)