
石川一雄さん83歳、今年は再審闘争の正念場。少しだけでも手伝おうと、2月12日、茨木市駅前でのキャラバンに参加しました。事務局の皆さんは、この日、朝から滋賀県草津→京都河原町→大阪・高槻市駅→茨木市駅と宣伝してこられたとか。頭が下がります。
寒さと不慣れもあって口をモグモグさせて「狭山事件の石川さんの…」とチラシを配っていると、かなりの年配の方が「石川さんか」とつぶやき足を止めてくれました。「ご存知でしたか」と聞くと、「ずいぶん前に、そうかまだか」と。多分この地でも盛んだった解放運動に参加されていたのではと思いました。
参加した友人は、「チラシを読んだ若い女性が、石川さんのことは知らなかったが、『私は弱いものいじめは絶対許せない』と進んで署名をしてくれたよ」と。一枚のチラシで「冤罪、石川さん、部落差別」問題を知り、つながっていく。キャラバンはその出会いを作る大事な行動だと思いました。(水島)