ロシアのウクライナ侵攻が止まらない。それどころか、ますます無理難題を押しつけてくる。Pというたった一人の男に世界中が振り回され、何の罪もない大勢の人びとが殺傷されるという暴挙は許せない▼世界は経済封鎖、資産凍結、企業撤退などあらゆる手段でロシアを封じ込めようとするが、この無謀な軍事による力の前にタジタジとしている。そして「西側」といえばアメリカが出てくる▼ウクライナに武器は送らず「核戦争」を避けるねらいは当然ではあるが、激しくロシアの行為を非難する様をみていると、ん? ちょっと待てよ、と思う▼もちろんロシアの行為に何の情状酌量の余地はないが、「ところで、お宅の国のときはどうだったんですかね?(イラク アフガン イスラエル)」と問いたくなるが、世界は黙したままだろうか▼日本国内にも、ヤバイ声が出ている。「有事の際には核を共有できるように」だとか。あんた、今、それが危ないと言ってるんでしょうが! と叫びたい(侑)