
「ロシアのウクライナ侵攻反対」「核兵器の使用や威嚇をやめよ」。広島市の原爆ドーム前でカクワカ広島(核政策を知りたい広島若者有権者の会)が呼びかけて集会が開かれた。750人が集まった(4月10日)。
長崎に原爆が投下された11時2分に1分間の黙祷。カクワカ広島共同代表の田中美穂さんが「いま立っているこの場所から、原爆で亡くなった多くの人びとの怒りや無念、悲しみを感じずにはいられない」「広島の市民が、ここから戦争・核兵器に反対の声をあげる。それは世界に大きなインパクトになる。戦争で解決できることは何もない。核兵器の使用も脅しも許されない」と訴えた。
「広島・長崎の被爆者が訴える核兵器の怖さが、まだ届いていないのか」「命を大事にしない戦争は絶対にしてはならない」と声があがる。安倍元首相や維新による「日本も核保有を検討すべき」発言を批判した。
母親がウクライナ出身、ロシアにもルーツを持つ広島市の高校生(16)は「親戚同士が争っているようでつらい。一刻も早い停戦を」と話した。