「韓国の原爆被害者を救援する市民の会」結成50周年記念集会が広島市で開かれた(4月17日、まちづくり市民交流プラザ)。元広島市長の平岡敬さん(94)が記念講演を行なった。平岡さんは、韓国人・朝鮮人被爆者問題の略年表を示しながら、自身の中国新聞記者時代から市長時代を含め、会の運動の歴史とかかわりを話した。
救援する会会長の市場淳子さんが基調報告。続いて在韓被爆者問題市民会議の小田川興(こう)さん、韓国の原爆被爆者を救援する市民の会・長崎支部長の平野伸人さん、広島の在韓被爆者支援について豊永恵三郎さんが報告した。
 市民の会・長崎支部に加わる2人、韓国に留学する1人を含め、長崎の高校生平和大使の若者7人が登壇し、それぞれ思いを述べた(写真)。今回訪れる高校生は「長崎の原爆の被害について学んできた。加害の歴史についてもこれから学んでいきたい」と話した。