
大阪市北区の中之島公園で開かれた第93回中之島メーデーに600人が参加した。(写真上)
集会は「日本のメーデーは1921年から始まった。本来なら101回だが、93回なのは戦争の間できなかったから。ウクライナに平和を。労働運動は平和があってできる」というアピールから始まった。
大阪労働者弁護団の森博行弁護士は、関西生コン弾圧裁判について「負けた判決の中にも産業別労働運動に対する理解が示された判決も出てくるようになった。直接労使関係がなくても憲法28条団結権の対象になり得ることを認める判決となっている」と強調した。
その後、「敵基地攻撃論や核共有論、憲法を改悪させない」「維新による万博、カジノをとめる」などの発言が続く。
続いて「ユニクロを着た囚人たちよ、目を覚ませ、壁を乗り越えよ」と川口真由美&おもちゃ楽団の力強い歌声が響く。
LIA労組、郵政ユニオン、関西合同労組、教育合同、学生メーデー実行委、ケアワーカーズユニオン、JAL争議、全港湾が、厳しい中での粘り強い闘いを報告し、支援を訴えた。関西生コン支部の湯川委員長は「生活を奪われ、職場が分断され苦しむ仲間の姿をクローズアップしたい。さらに大きな陣形をともにつくろう」とまとめた。