ウクライナ戦争がはじまり、2カ月が経過した。あらためてわかったことは、主流のマスメディアの報道が、一方向に流れてしまっていることだ。アメリカが、ウクライナのゼレンスキー政権に「武器を支援する」というニュースが毎日のように聞かれるが、このお金はどうやって調達しているのだろうか。そしてそれは誰に支払われているのだろうか。素朴な疑問がわいてくる。しかし決して詳しくは報道されない。アメリカ政府は相当な財政赤字で、そんな余裕があるのか? 実際には、米ドルが世界の基軸通貨である有利さを利用して、米国債を世界中の国々に購入させて軍資金を集め、それでロッキードなどのアメリカの軍需産業に資金がまわっていく仕組みなのだろうと思われる。一方ロシアは、ロシア産石油等を世界中に販売することで軍資金を集めていると思われる。アメリカ国債とロシアの天然資源が、ウクライナ人とロシア人の命を奪っている。私たちはこれをどう見たらよいのだろう。(秋)