5月3日、「2022平和といのちと人権を! ヒロシマ憲法集会」が広島弁護士会館(広島市北区)で開かれた。講演は佐々木寛(ひろし)さん(市民連合新潟共同代表・新潟国際情報大教授)による「憲法を活かす 私たちの選択 市民がつくる新しい社会」。(福山、三次、呉、尾道、三原など6カ所をオンラインで結んだ)
佐々木さんは、新潟県知事選や国政選挙など、新潟の野党共闘の実現に「市民連合」が果たした役割、民主主義の下部構造をつくる「脱原発型社会」、沖縄の米軍基地問題と新潟の原発問題をつなぐ、国家安全保障に対置する「民衆の安全保障」という視点を話し、草の根運動の大切さを訴えた。
午後は、「憲法を活かすヒロシマ女たちの会」の女性を中心に原爆ドーム前の街頭行動(写真上)。シール投票やチラシ配布で、平和公園を訪れた人たち、市民に「自民、公明、維新、国民が狙う改憲、壊憲は戦争への道」とアピール。続いて「マイライフ マイ憲法」が広島弁護士会館で開催(広島弁護士会館、主催・22年広島憲法集会実行委、後援・広島高校生平和ゼミ)。「学校が変わる?誰もが大事に!憲法13条個人の尊重とは」を後藤富和さん(福岡弁護士会)が話し、高校生らによる憲法ミュージカル「世にも憲法な物語」が演じられた。
参院選、改憲勢力3分の2を絶対阻止する草の根市民運動が始まった。「戦争反対! 核の使用、威嚇も許さない! 人類と核は共存できない!」。(江田 宏)