アメリカのバイデン大統領が来日、日米首脳会談が行なわれた。バイデン氏は、日本に対してアジアの安全保障の上で大きな役割を求めてきた。対して岸田首相は、「軍備費を相当額増額したい」と答えている▼いったい誰に対して約束しているのか。国民と対話する前に、なんでアメリカに約束するのだ。軍事費の増強は、そのまま「憲法9条」の中身を変える論議に繋がる▼ロシアのウクライナ侵略に乗じて危機感を煽り、「有事」の際はアメリカと協力することが日本の「防衛」であるような錯覚を、植えつけている▼本当にそれが、われわれの命を守ることなのだろうか。軍備を持つことが唯一の防衛手段であると思っている人びとに言いたい。武器を持って戦うのは「どこかの誰か」ではない。あなた。あなたの夫、息子であることを承知しておくべきだ▼為政者は間違いなく、弾の当たるところにはいない。前線に行くのは「あなた」。その上で「武器を持つこと」の議論をしよう。(侑)