
6月24日、みなとの森公園(神戸市内)で「関西生コン弾圧粉砕! 光榮・昌榮産業の不当労働行為糾弾!」「神戸市は不当労働行為企業を放置するな」という集会、デモが行なわれた。連帯ユニオン関西生コン支部、ゼネラル支部、トラック支部、全港湾神戸支部、港合同、県職労、自治労、武庫川ユニオン、なかまユニオン、ユニオンあしや、動労西日本、関西合同労組などの旗が並んだ。
当該の人たちは、組合活動を理由に「雇い止め」の不当労働行為を受けた。この違法行為の開始は、大阪広域生コン協同組合(会社側の団体)が連帯ユニオン関生支部を敵視し、一連の大弾圧が始まったのと時期を同じくしている。大阪広域協や警察権力による「労働3権を破壊する攻撃」は、本当に犯罪的であり違法行為である。当該のみなさんは必死の思いで闘い、大阪府労働委員会の救済命令をかちとることができた。
粟原富夫・神戸市議、北上あきひと・県議も参加した。粟原さんは、「不当労働行為の企業が市役所の解体事業を堂々とやっている。神戸市に違法(不当労働行為)企業の参入を認めないよう行政指導を行なえと申し入れに行ったところ、神戸市は『入札参加有資格者でないから』指導できないと答えている。入札有資格の元受けが下請けとして違法企業を使っているのだから、当然排除すべきである」と話した。そうでなければ、違法企業資格停止の制度自体がザルになる。不当労働行為企業に公共事業をさせない。この制度は港合同など70年代労働運動が獲得した貴重な成果である。形骸化させてはならない。
集まった80人の仲間は、みなとの森公園からデモに出発し、神戸市役所に向けシュプレヒコールをあげ、センター街まで行進した。
関西生コン支部弾圧に抗する労働者、支援する兵庫の会の仲間が集まった、この日の集会とデモは、今後のとりくみへ大きな意義があった。(石田)