会場に展示された色とりどりのバナーを見上げる(6月19日、大阪市内)

6月18日、19日の2日間、「2秒の視線」という展示会が開かれました。会場は大阪市中央区にあるドーンセンター。「2秒の視線」展主催で、「辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動」が協賛。展示されたのは手作りのバナー。毎週土曜の午後3時半から5時まで、JR大阪駅前で行われている辺野古新基地反対の街頭宣伝で路上に敷き詰められているものです。
このバナーは一人の女性の手作りによるもの。ある日、通行人から「私はあなたの前を2秒で通り過ぎる」と言われたことがきっかけで、バナーを作り始めたそうです。
「この一瞬の言葉から、生み出された布たち それは徹底した非暴力の抗いの記憶 布たちは問い続ける あなたは、どこへ向かおうとしているのですか?」(案内文から)
展示会2日目、バナー製作者であるAさんが作製にかけた思いを語りました。Aさんが沖縄・辺野古にかかわるまでのさまざまな思い。そしてバナーに一針一針縫い込まれた言葉たちの重み。それらが聴衆の心に深く響きました。
続いて女性5人による島唄・三線。「童神」など4曲を披露。最後は三線の師匠・牧志徳さんが演奏し、平和を願う思いを語りました。
この展示会は女性の視線で沖縄・辺野古を広げようと企画され、半年前から女性を中心に構想を練り上げ、毎月の実行委員会で細かなツメを行い、開催されました。二日間で約150人の参加がありました。(朝)