鳴き声がして
渡辺信雄
見上げると
店舗の前の蛍光灯に
泥と枯草で作りあげた巣
雛のツバメが 何羽も
紅い口を開け 鳴いていた
目に止まらぬ早さで
親ツバメが帰ってきて 餌を入れ
直ぐに出ていった 燕返し
流線形の羽ばたきの
みごとな子育て
人類は いつまでも愚かで
何人を殺し 殺されたか
ミサイルを飛ばし数えている
この世界はゲームではない
身を震わせて哭いている母親
鳴き声がして
渡辺信雄
見上げると
店舗の前の蛍光灯に
泥と枯草で作りあげた巣
雛のツバメが 何羽も
紅い口を開け 鳴いていた
目に止まらぬ早さで
親ツバメが帰ってきて 餌を入れ
直ぐに出ていった 燕返し
流線形の羽ばたきの
みごとな子育て
人類は いつまでも愚かで
何人を殺し 殺されたか
ミサイルを飛ばし数えている
この世界はゲームではない
身を震わせて哭いている母親
詩「鳴き声がして」への、ふるたにさんのいいね、ありがとうございました。ツバメの子育てを見て、少し勇気がでました。ご評価に感謝です。編集担当の方にも、ありがとう申し上げます。格差の底辺にいますが、希望を失わずに行きたいものです。
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