
9月13日午後、大津地裁(滋賀県大津市)で2018年から続く関西地区生コン支部のコンプライアンス活動にたいする不当弾圧裁判の論告求刑があった。この裁判は18年から続けられている。裁判の開始前に裁判所前で街宣が行われた。裁判は午後4時半まで続いた。午後4時から傍聴者以外で大津地検と大津地裁を取り囲むデモが行われた。論告求刑で検事は、コンプライアンス活動について、「軽微な不備に因縁をつけ」という言葉を何十回も繰り返した。しかし、労働者や周辺住民の安全に関わる会社の違法行為を労働組合が指摘するのはあたり前のことだ。この論告で検事が憲法28条や労働組合法をまったく理解していないことが明らかになった。検事は湯川裕司・関生支部執行委員長に8年、他の5人にも4年6カ月から2年6カ月を求刑した。
JR大津駅前で行われた報告集会では、弁護士が論告求刑の内容を報告し、湯川委員長等が「とことん闘うだけだ」と決意を表明した。