
国会前の安倍国葬反対集会に組合の仲間と2人で参加した。国会前に到着したときは早すぎてまだ誰もいない。そこで「武道館前に行ってみよう」と…。メトロで九段下へ。武道館側の出口は完全に封鎖。靖国神社側から地上に出ると武道館へ向かう通りは隙間なくマイクロバスが並べられていた。巨額の税金は、こんなことにも使われたのだ。かろうじて武道館と安倍晋三のデカい写真が掲げられた一般献花の祭壇を見ることができた。
昼食をとって再び国会前へ。国葬開始の2時に近づくにつれ続々と人が集まり始め、たちまち身動きできなくなった。
集会開始、まず武道館の方向に「国葬ハンタイ」のシュプレヒコール。「憲法9条を壊すな! 実行委員会」の菱山南帆子さんが、「自民党は、自由も民主も捨てたカルト政治家をまつり上げる、カルト依存の政党になった。わたしたちは勝った。この力で民主主義をとりもどそう」と発言。社民党の福島みずほさん(写真上)は「国葬に法的根拠はない。何でも閣議で決められると思ったら大間違い」と話した。
立民、れいわ、共産党も発言。小室等さんの歌を聴いたところで会場を離れた。有楽町の居酒屋でニュースを観ながら一杯。その日の行動を振り返って、帰途に。国会前に1万5千人、日比谷公園からのデモに1千人など、1万6千人が首都で「国葬反対」の声をあげた。(関西合同労組摂津分会/佐々木伸良)