パレスチナ自治区の分離壁

16日の京都の集会で、重信房子さんと娘のメイさんの話を聞いた。重信さんは、当日それほど長くは話さなかったが、大切なことに触れていた。それは「ダブルスタンダード」だ▼メイさんもまた、「パレスチナの民衆が侵略者=イスラエルに立ち向かうと、世界のメディアは、イスラム過激派・犯罪者と描きあげる。ところがウクライナの人びとがロシアに立ち向かうと英雄になる。これは、どういうことなんですか」と、問いかけた▼今でも毎日のようにパレスチナの人びとは、イスラエルから殺されている。本当に大切な視点だと思った。ロシアの若者がプーチン反対を叫ぶと欧米日のマスメディアに大々的にとりあげられるが、ヨーロッパの人びとが物価の高騰とNATOに反対する大規模なデモをしても、世界のマスコミは全く無視する。沖縄の辺野古新基地建設は、同じ日本なのに、沖縄だから強行されている。これほど露骨なダブルスタンダードがあるだろうか。絶対におかしい。(勝)