成田国際空港会社（ＮＡＡ）は、三里塚農民と三里塚芝山連合空港反対同盟（反対同盟）の所有する、やぐらや看板、農地などを撤去、収用するため千葉地裁に強制執行を求め申し立てた（10月26日発表。申し立ては10月18日）。９月２日には、東京高裁が「強制収用の仮執行」を付けて、ＮＡＡの訴えを認める不当判決を出しており、反対同盟は上告と「仮執行」宣言停止の手続きを行っていた。
ＮＡＡは、「控訴審判決の仮執行であり、やぐらや看板などは執行申し立てが必要な一方、農地法裁判は確定判決であり不要」「確実に実施するよう検討する」（『千葉日報』27日）とし、農地を含め強制収用する構え。
反対同盟は11月1日、緊急アピールを発し、「農地は私たちの命です。『安全でおいしい野菜をつくるためにこの土を守る』『三里塚、福島、沖縄を一つの闘いとして体の続くかぎり農地を耕し闘う』と宣言する市東さんとともに、私たち反対同盟は56年の闘いの歴史すべてをかけた決戦に必ず勝利する決意です。それぞれの現場で市東さんの農地決戦について訴え、ぜひ現地に駆けつけてください。市東さんの農地を守るための十重二十重の陣形をつくろう」と呼びかけている。
11月27日（日）午後１時から、市東さん宅の中庭に集合して現地闘争が行われる。
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市東様方 三里塚芝山連合空港反対同盟
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