韓国・希望連帯本部の訪日団から檄布が送られた=10月28日、大阪府高槻市

労働組合をつぶすために生コン工場を丸ごと解体するという前代未聞の事件が起きた「TYK高槻生コン」(大阪府高槻市成合)。その際、工場にあった放射線源を使用する機器が行方不明になっていたことが明らかになった。10月28日、高槻市内で行われた集会で連帯ユニオン関西地区生コン支部(関生支部)・高槻生コン分会の永田博分会長が、その経緯を明らかにした。
永田分会長によれば、高槻生コンでは放射性同位元素を使用する機器を、原子力規制委員会に届出の上で運用していた。同機器の運用が終了した場合の撤去・搬出は、指定の運搬業者に委託することが義務付けられていた。ところが、今年7月20日から21日かけて、高槻生コンの工場内にあった放射性同位元素使用機器が重機によって破壊され、鉄くずと一緒に運び出されたのである。当時、高槻生コン分会は工場内に残った組合事務所から解体工事を24時間体制で監視しており、その記録が残っている。
同機器の販売会社が確認のために高槻生コンを訪れたのは7月26日だったが、そのときはすでに破壊・撤去された後だった。ところが工場の解体工事を行った京南生コンは、原子力規制委員会に「7月26日に販売会社が同機器を回収し、メーカーに返却された」とウソの届出をしていたことが、仮処分裁判(大阪地裁)の中であきらかになった。
関生支部の湯川裕司委員長は集会の発言で「高槻生コンの組合員の首切りに対しては、私たちが問題を共有し、一致団結すれば必ず道は開けます」と支援と連帯を訴えた。また檄布を持って駆け付けた韓国・希望連帯本部の訪日団が発言し、日韓の労働者の連帯を誓い合った。

労働組合が世の中を変える
―韓国・希望連隊本部訪日団

私たちは韓国の労働組合、希望連帯本部の組合員です。こうして闘う仲間たちと出会い、力強くはためく闘争の旗の下で共にできて光栄です。韓国でも保守政権と資本は労働組合弾圧を行っています。職場閉鎖、損害賠償仮差押え、業務妨害で拘束、組合員分裂工作、御用労組設立などです。労働者の権利を保障すべき政府はどうして資本の横暴を傍観しているのでしょうか。環境破壊に立ち向かい、市民の安全を守り、労働者の権利を向上させ、世の中を変えるのが労働組合です。労働組合を守り、勝利しなければなりません。韓国の労働者も一緒に闘います。