
「チムグクル(肝心)で考えよう デニー知事トークキャラバンin広島」が開催された(11月12日、写真上)。司会は、せやろがいおじさん(榎森耕助さん)。はじめに玉城・沖縄県知事が沖縄の現状や問題を話した。
玉城知事は、普天間・辺野古・日米地位協定、基地問題など統計や図表お示しながら説明し、「基地問題は(沖縄)差別問題でもあり、広島の人たちも『自分ごと』として考えて欲しい。辺野古が唯一の解決策ではない。固定観念にとらわれず普天間飛行場の県外、国外移設を検討するべきだ」と訴えた。
トークセッションでは、柳澤協二さんがコーディネーターに。玉城知事のほか、沖縄県生まれの野村浩也さん(広島修道大教授)、宮崎園子さん(元朝日新聞記者)、核政策を知りたい広島若者有権者の会(カクワカ広島)共同代表の田中美穂さんが意見を交わした。
「チュンカイクルサッティン ニンダリーシガ、チュークルセー ニンダラン(人に殴られても眠れるが、人を殴っては眠れない)」というウチナー言葉のチムグクル(心に宿る深い思い)を受け止め、「広島から沖縄のたたかいに応えたい」思いを新たにした集まりだった。(江)