
「ちいきで くらすのが あたりまえ せかいのみんな にほんのみんな」〜「骨格提言」の完全実現を求める大フォーラムが東京、群馬、兵庫の会場を結んで開催された。
ともに学ぶ教育に
大フォーラム代表のあいさつと、発言は21本。とくに今年9月に国連の障害者権利委員会から発表された「総括所見」についての意見が多かった。
総括所見では、日本政府に「子どもを分ける教育を止め、地域の学校でともに学ぶ教育に」「入所施設や精神病院での隔離を止め、地域でともに暮らしていける状況づくり」「津久井やまゆり園事件の総括を行うこと」などが指摘された。
長岡文科大臣と加藤厚労大臣は、これを拒否する姿勢を示した。今国会に提出されている障がい者関連法案では、総括所見に逆行する内容となっている。院内集会(11月17日)をはじめ、法案阻止の取り組みが始まっている。
「神出病院をなくせ」
高見元博さん(兵庫)は、「10月20日、ひょうせいれん(兵庫県精神障碍者連絡会)は、重大な虐待事件が発生した神出病院(神戸市)を廃止、なくすよう求め、監督官庁である神戸市に交渉を行なっている」と報告、全国から大きな拍手が寄せられた。
集会決議の後、全国の会場をつなぎシュプレヒコール・リレーで締めくくり、盛り上がりのなか閉会した。 (小柳)