全国の原発で唯一運転開始から40年を超えて稼働している関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町)について、大阪地裁(井上直哉裁判長)は、20日、運転差し止めを求める仮処分の申し立てを退ける決定を出した。当日の正午から原告と支援者は大阪地裁前で集会。午後2時過ぎ、不当決定の報が入った(写真上)。集会に参加していた井戸謙一弁護士は、「判決は政府の原発政策の転換に影響を受けているのか。司法のあり方としてたいへん残念」と話した。