毎月6日、大阪市内で行われている「戦争あかん! ロックアクション」の集会と御堂筋デモが、1月6日にありました。昨年末、安保関連3文書を改定する閣議決定を岸田首相が強行したことに、共同代表の山下けいきさんは「日本が戦争に前のめりになっている」「閣議決定で独裁国家になっている」と発言。
「とめよう改憲! おおさかネットワーク」古橋雅夫さんの発言を紹介する。     (池内潤子)

軍事では何も解決しない
    古橋雅夫さん

昨年12月16日、安保関連3文書の改定を閣議決定した。世論調査では軍備増強に70%が賛成している。私たちは毎月9の日にJR駅頭で憲法守れとアピールしているが、最近は「軍備を増強せずにいつまで米軍に従属しているのか」という人や、「ウクライナのようになったらどうするんだ」と論戦を挑んでくる人がいる。軍備増強が進めば、国家による市民の監視が強化され、自治体行政へ国家の介入が強まるなど、さまざまな問題を引き起こす。そもそも軍事力では(民族対立や経済格差などの)紛争の根本的な原因を解決することはできない。それは戦後アメリカが行ってきた朝鮮、ベトナム、イラク、アフガニスタンへの侵略行為が失敗し、住民に甚大な被害を与えただけに終わったことを見ればあきらかだ。「政府の行為によって再び戦争の惨禍を起こさせない」ために、主権は私たち市民にあるという自覚をもって、軍拡賛成の世論を変えていきたい。国家に対して徹底して戦争反対の意思を示しつづけよう。