3月6日、恒例の戦争あかん! ロックアクションの集会とデモ。デモには音楽が入って沿道の若者の反応がいい。
集会ではスウィング・マサさんが3月8日に行われる「Womyns’ Parade 2023/3/8」への参加を呼びかけた。マサさんは毎回のロックアクションでサックスを演奏している女性。マサさんが、なぜ国際女性デーの行動を企画したのかを話した。
     (堀ちえこ)

産まない生き方を選択

サックスをやっていこうと決めたとき、色々な男社会とたたかっていかなければならなかった。女性解放というのは天皇制、家父長制度とのたたかい。親たちが私に押し付ける「結婚、出産」という生き方を拒絶しなければならなかった。私は20歳の時に家を出た。親からの解放を勝ちとって二つのことを決めた。まず、結婚しないこと。女は子どもを産む機械ではない。産まない生き方を選択した。「産む産まないは女の自由じゃないか」と思った。
もちろん、結婚も夫婦別姓もそう。未だに日本は夫婦別姓を実現していない。28歳の時にジャズの勉強のためにニューヨークへ行き、そこで25年間暮らした。久しぶりに帰国して、「日本は運動の世界に至るまで男社会だなあ」とひしひしと感じている。時代を変えるのは女たちだ。
【Womyn】Womenの接尾辞-menを避け、男性規範で女性を定義する伝統を否定し、女性の独立性を表現する綴り方。