
4月から、あなたの乗る電車の運賃がどの区間でも10円玉1個分上がった▼2021年に創設された「鉄道駅バリアフリー料金制度」が適用により東京、大阪、名古屋3大都市圏のJRなど16事業体が申請した。通学定期は除外されるが、これってかなり凄い金額になると思う▼「国土交通省や鉄道事業者が狡い」という印象を拭えない。「お前らのために、なんで10円を負担せなあかんのや」と、障がい者が一般乗客から嫌がらせを受けやしないか不安にもなる▼数字に疎い筆者からすれば、10円上げた分の運賃収入をバリアフリー化の原資にすることなんて出来るのかと思ってしまう。お金の使い道の透明性が担保されるのだろうか。人口減少などによって鉄道利用客が減ると、バリアフリー化も進まなくなるのではないか▼トマホークを爆買いするよりも、同じアルミや鉄製ならエレベーターの発注を増やして欲しい。駅のバリアフリー化の費用くらい全額国費で賄えないのかと思ってしまう(み)