
立憲民主党の小西洋之参議院議員が「毎週開催ってサルのやることだ」と言った参議院の憲法審査会。そこでは何が議論されているのか。批評家の藤崎剛人氏はニューズウィーク日本版のコラムで「参議院の憲法審査会は毎週開く価値がない」と言い切る。昨年12月7日の審査会でくだん件の小西委員が改憲派の「合区」解消は、「国会改革で行うべき」という真っ当な指摘をしているが、改憲派からは意見はなし。改憲派の山谷えり子委員にいたっては、選挙制度改革が会議のテーマになっているのを無視して、ウクライナ戦争にかこつけて、憲法9条改正論をぶち上げる始末。福島瑞穂委員が、違憲が疑われる法制の審議を求めても棄却し続けているという。自民党の憲法軽視の姿勢が垣間見える。