
4月18日、狭山事件の第3次再審請求の第54回三者協議(弁護団、東京高検、東京高裁)が開かれた。弁護団の事実調べ請求に対し、検察は2月、3月に筆跡、指紋、足跡、スコップ、血液型、目撃証言、音声証言、万年筆インク、万年筆発見経過、自白についての意見書を提出した。残る法医学(殺害方法、死体処理等)の論点について、新証拠に対する反論と事実調べについての意見書を5月末に提出するとしている。
検察官意見書の提出、それを含む検察官意見書への弁護団の反論意見書の提出をふまえ、裁判所が事実調べを実施するかどうかを判断することになる。
署名50万筆超える
昨年9月から始められた「事実調べを求める緊急署名」は、50万筆を超えた。東京高裁は、この声、世論の高まりを真摯に受け止め、事実調べを行うよう求めたい。署名活動は、まだまだ続く。次回の三者協議は6月上旬に予定されている。
5月20日(土)狭山再審座り込み行動 10時~15時 JR神戸駅北側広場(狭山再審を求める市民の会・こうべ)