高浜原発北ゲート前での抗議行動=4月29日、福井県高浜町

岸田政権は二酸化炭素削減やエネルギーひっ迫を口実にして、原発の60年超え運転を画策している。世界で60年運転している原発はない。
4月29日、40年超えの老朽原発1、2号機の再稼働に反対する「関電よ 老朽原発うごかすな! 高浜全国集会」が福井県高浜町の高浜町文化会館で開かれた。各地から320人が参加した。
この集会にさきがけて、前段の行動として、音海展望台から関西電力高浜原子力発電所の北ゲート前までデモ行進が行われた。ゲート前で抗議行動と老朽化した原発の運転をただちに停止するよう申し入れた(写真上)。この行動は、京都や大阪から大型バスで駆けつけた仲間が中心となって担った。
本集会には、北は青森、東京から四国まで、全国から駆けつけた仲間が参加した。福井や名古屋からもバスで参加。井戸謙一弁護士がメッセージで、「天災は忘れた頃にやってくるというが、人災は騙(だま)された頃にやってくる。騙されずに押し返そう」と訴えた。参加者は、この言葉をかみしめて、集会後、高浜町内をデモ行進した。