高校生平和大使の長冨日向さん=5月3日、神戸市

戦争をさせない 9条壊すな! 5・3兵庫集会が開かれ、約3000人が集まった(神戸市内)。主催者を代表し羽柴修・弁護士が「大江健三郎さんは、憲法が理想に過ぎるというが100年見守ってほしいと言った」「9条に基づく外交こそ最大の安保だ」と訴えた。俳優の松尾貴史さんは「憲法は何のためか。権力者が暴走しないよう縛るのが憲法。〝改憲がわが党の党是〟などというのは、泥棒が刑法を変えるようなもの。日本国憲法は、平和主義、基本的人権、主権在民という、優れて先進的な私たちの憲法だ」と話した。
高校生平和大使の長冨日向(ひなた)さん(写真上)が「ウクライナ戦争の終わりが見えない。80年前の戦争がアジアの国々の人たちにどんな被害をもたらしたのか、知らない人も増えている。安保3文書で新しい戦前になってしまうのでは。それが私たちの望む未来でしょうか」と5・3憲法アピールを読み上げた。