
イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザでの住民虐殺に抗議する集会が10月28日夕、大阪市役所前の公園で開かれ、500人が集まった。発言者はみな「ガザへの無差別殺りくの即時停止を!」と訴え、日本政府のイスラエルとそれを支持する欧米に追随する姿勢を弾劾した(写真上)。その場には、パレスチナの旗を掲げてたくさんの外国人も参加。ムスリムの人が多かったようだ。集会の最後に関西ムスリムサポート協会の男性は「日本人でもムスリムでも人間として自分の役目をどう果たすのか。犠牲になった人びとは天国で見ている。今起きている痛ましい光景を広く伝え、何をすべきか考えよう」と訴えた。デモは米国領事館前で抗議の声をあげた。デモコールは日本語と英語で繰り返され、若いムスリムの女性の高く力強い声がひときわ大きく響いた。心に残ったのは「We are Palestinian (私たちはみなパレスチナ人だ)」というコール。加害の側にある日本人が簡単に言えることではないが、世界中の民衆が「ガザの苦痛は私の苦痛だ」と言い切ることが大事だと思う。(蕗子)
